猫に小判

頂き物の硯、本来は美術品らしい。
一部欠けてるし飾るという興味も場所もないのでこれで墨をすっている。
もし長く続けると石が摩耗して窪みが出来るが、そこまで続くかどうか。
念のため、あまり力まず優しくすっている。
質の高いものを仕舞わず出して大切に使う、という意味で和装に似ている。
初めて紬を身に纏った時の心地良さを思い出した。
大切に取り扱い、感謝して使わせて頂く。
この気持ちを忘れまいと思う。