洗足池には在来種の鯉と外来種の草魚がいる。
ヒゲがあるのが鯉、と聞いているが定かではない。
エサやりする方がいるらしく、水際でしゃがむだけで彼らは寄って来る。
あんまり近いからもしやと手を出すと、普通に触れた。
大人になると虫に触れないと夫は言うが、私はバッタも手づかみする。
子供の頃は寺社の縁の下に潜りアリジゴクを捕まえ自宅で飼った。
餌の蟻をすり鉢状の砂に落とし、アリジゴクがパッパッと砂をかけるのを観察するという実に残酷なことに興味津々。やがてウスバカゲロウになって我が家から飛び立つまで世話をした。
このアリジゴク、掌に載せると指の間にバックで潜ろうとする。
鯉を触ったことで、なぜかあの感覚を懐かしく思い出した。