毎年、庭の山椒に蝶が卵を産む。
そして白筋の入ったこげ茶色や緑色の幼虫が山椒の葉を食い尽くす。
取っても取ってもいつの間にか卵を産み付けられる。
丸裸にされてもうダメかと思ったら春に新芽を拭く山椒。
実家の母も困っていたが弟に「幼虫が可哀そうじゃないか!」と叱られたとか。
そんな考え方もあるかと思い、今回初めてこの一匹の幼虫を見逃すことにした。
毎朝声をかけていたが突然3日後にいなくなり、代わりにバッタがいた。
バッタに食われちゃったんかい?
以来、山椒の葉は残ったが私は何だか寂しくなった。