執着をなくす練習

キッチンで洗い物をしていた夫が笑った。
日記帳を広げた私の手元をお福がズカズカ歩き回るのが面白かったらしい。
これがテキストや血圧計であっても同じこと。
エタノールで消毒したばかりのテーブル上をいつも台無しにする。
そればかりか、時にドカッと目の前に座り込む。
両手で四つ足を持って膝に乗せると座り込んだり飛び降りたり、まさに自由。
昨朝はテレビ台に飛び乗り猫用茶碗を自ら落として割った。
かつて伊豆高原で手び練りで作った頑丈な茶碗だったのにな~。
「ケガはないかい?」お福に話しかける自分に我ながら驚いた。