「おい、ごっつぉうを出せ!」
「ごっつぉう」とは実家の方言で御馳走のこと。
昔、来客の際に父が威張りながらそう言っていたことをたまに思い出す。
予め一緒に食事をするのが分かっていた客には母の手料理を出した。
外食はせず、行事以外でお寿司を買うようになったのは随分後になってのこと。
大阪の夫の実家では焼肉屋さんやお好み焼き屋さんに連れて行ってもらった。
私にとってまさしく「ごっつぉう」、正直とても嬉しかった。
義母の手料理も素材選びから丁寧でどれも美味しい。さすが大阪!
時代や土地柄で変わるもてなし方、引継げるものは学んでおきたい。