艱難汝を玉にす、を体現した人をTVで見た。
パラリンピック女子車いすランナー、タチアナ・マクファデンさん。
二分脊椎症という先天性の難病で長く生きられないと実母が手放し孤児院で育つ。
ロシアの孤児院に車いすがなく、逆立ちで移動していたため上半身の筋肉が発達。
アメリカの養母に引き取られ移住、6歳から積極的にスポーツを始めた。
上半身が鍛えられていたため特に車いす陸上で頭角を現す。
2013年6種目(100m、200m、400m、800m、1500m、5000m)で金メダル。
同年、4大マラソンでも1年で全制覇というグランドスラム達成。
この東京パラではトラック個人、リレー、マラソンで7冠を目指す。
ロシア語「Ya sama」(私はできる)という言葉が信条。
ドラマティックな人生に感動、同時に自分の生活を反省した瞬間だった。