急な病で母上を亡くした知人がありました。
母の余命あと僅かなのに仕事を休めなかった。でもそれで救われたとか。
クヨクヨする暇がないことで貴重な時間を充実して過ごせた。
万事塞翁が馬、そういうことってありそうです。
江戸時代の曹洞宗の僧侶、良寛さんの言葉。
「災難に逢う時節には災難に逢うがよく候 死ぬ時節には死ぬがよく候 これはこれ災難をのがるる妙法にて候」
最初は全く意味が分かりませんでした。
しかし、嫌だ、逃げたいとする心配心が本当の災難を呼ぶという話を読みました。
最善を尽くしておくが、いざという時は受け入れる潔さ。
そういう天晴れな生き方をずっとできたら素敵だと思いました。