裕福なお客さんが指圧を受けに来ていました。
ある時、息子さんが先物取引に手を出し、多くの資産を失いました。
高齢のご夫妻は豪邸を手放し、小さなマンション暮らしに。
それを嘆くのを聞いた私、
「いや、部屋は少ない方が掃除しやすくて本当にラクですよ」
当時、若かった私は本心からそう言いました。
本人が言うのならともかく、私が言うべき言葉ではなかった、と今は思います。
老後に資産を失うとはもの凄く堪えたでしょうし、不安だったでしょう。
まず、言いたいことを全部言わせてあげるべきでした。
「得する話し方損する話し方」五百田達成著を読み、自分の失敗に気づくばかり。
ただ、物事はどうあっても幸せに受け取ることはできます。
自分においては無理にでも良いように考えるクセをつけて幸せに生きたいです。