「山ほど食べることからなる病」を文字で表したのが癌だ、という説を何かで読んだことがあります。
たまに羽目を外すくらいなら良いのですが、いつも満腹まで食べ(飲み)過ぎてしまう習慣は癌でなくても良いはずがありません。
しかし、腹八分が良いと知識で知っていても、お尻に火が付かないと本気で対処する気持ちにはなりません。
個人差がありますが、例えば健康診断で何かちょっと注意されたくらいでは全く気にしない人もいます。
項目にたくさんのチェックが入っているにもかかわらず、「去年と同じだから大丈夫だ」という方のセリフにビックリしたこともあります。
体の不調は何かに気づくために起こっている、と思えば多くの方々にすでにサインは出されているのでしょうが、病名が付く前にその原因に気づこうとする人はどれほどいらっしゃるでしょう?
私は若い頃には歯磨きも丁寧にできませんでしたが、近年になって「歯を失うかもしれない」と知ってから本気になりました。(笑)
こうやって仕事上色々な方を拝見していると、「この人は間違いなく崖(大病)に向かってジワジワ進んでいる」と気づくことがあり、お節介なアドバイスをしてしまうこともありますが、ほぼムダに終わります。
「ホントはいけないんですよね~」
「忙しくて続かないんですよね~」
そう、私も歯医者さんでずっとそう言っていました。
毎度、熱心に歯磨き指導をして下さる歯科衛生士さんのことを「ホントにうるさい、しつこい」と思っていました。(ごめんなさい)
病気にならないように最善を尽くす生活努力を続けること、これが今の目標です。
「やめては続く」を繰り返す弱い自分との戦いは一生続きます。