あんのん指圧鍼灸は開業して5年目に入ったところです。
最初の職場は築地のビルの地下でしたので、日中のお天気も気温も分からず4年間ずっと「外が恋しかった」ことをよく覚えています。
お弁当などを買って来る中食や外食をした時もありましたが、基本的に食事は手弁当なので通勤時以外にはあまり出歩くことなく過ごしていました。
頼まれて銀行へ行くか、暇な時に築地市場へ買い物に行くのがせいぜい。
でも一度だけ、こっそり赤坂の「しろたえ」までシュークリームを買いに行ったこともありましたっけ。(笑)
ある休日、江の島の温浴施設に行った時、そこのマッサージルームでは窓から青い空と眼下に広がる海が見えました。こんな素敵な景色を見ながら仕事できるなんて!と、羨ましく思ったものでした。
「いつかは気持ち良い景色の見える所で仕事をしたい」というささやかな憧れをこの時初めて持ったような気がします。
次に移った新橋の職場はたまたまビルの二階で窓があり、ビル群と街路樹(ハナミズキ)ではありましたが、外の景色を見ることができたのでとても嬉しくて幸せを感じたものでした。
もし最初に新橋で仕事していたらその有難みには気づかなかったでしょうね。
初めてこのあんのんの物件を拝見した時は、明るく開けた見晴らしの良さが気に入り、「ここで仕事したら気持ちイイだろうなあ!」と思いました。
指圧を受ける方はうつ伏せだったり目をつむっているので、ほとんど外の景色は関係ないのですが(笑)、私は感謝して過ごしています。